愛知県陶磁美術館で開催中の
あいちアール・ブリュット サテライト展
マテリアル「〜土の声にふれる〜」に伺いました。
障害のある方の自立を目指した創作活動の紹介、
西村陽平氏 指導の元で盲学校の子ども達が制作した
陶芸作品(愛知県陶磁美術館所蔵)、
マテリアル(素材)に関する展示、
あいちアール・ブリュット出前講座で制作された作品など、
様々な陶芸作品を拝見させて頂きました。
あまり見かける機会のない焚き火のように
野焼きされた作品や、ドラム缶で焼かれた黒い焼きむらの
作品がとても新鮮でカッコよく、魅了されました。
更に、粘土を水ガラスなどの糊剤で混ぜあわせて
液体化した粘土で焼かれた陶板の作品にも衝撃を受けました。
文化財など古い木造建築の保護やコンクリートの硬化に
水ガラスが役立っていると見た事があり、
気になっていた素材だったのですが、身近に感じられて
自分の制作にも取り入れてみたくなりました。
写真でしか目にした事のない作品も拝見出来て、
初めて聞く手法や作品にも多くふれる事の出来た機会になり、
とっても勉強させていただきました。
原料分析の資料として試掘された土の素材の展示では、
普段火打窯で使っている土の名前も発見して面白かったです。
そして、美術館常設で豊橋から移築された古窯も発見し、
地元の歴史にもふれる事が出来ました。
ご無理のないところで是非ご覧になってみてください。
本日27日(日)16時半までです。
(入場は16時まで)